• 海外の「エヴァンゲリオン」評論記事

    「エヴァ」は海外でも高い評価を受けています。

    その中から２つ紹介しておきましょう。

    Viz Comic "Evangelion" Book2-1の裏表紙から、
    "Neon Genesis Evangelion is the best animated series ever!....A plus PLUS!"
    (GAME Fan Magazine)

    "Neon Genesis Evangelion combines high-tech combat,'X-Files'-like conspiratoral mysteries and searing psychological realism in its characters, to make what is unqustlionably the hardest hitting TV Anime show of the 1990s"
    (WIZARD Magazine)


  • 豪州での「エヴァ」放映状況

    豪州で「新世紀エヴァンゲリオン」が放映されたのは1999年。

    豪州のテレビ・ラジオ兼営の全国ネットワーク、Special Broadcasting Service(SBS)が1999年1月2日から、現地時間の毎週土曜日、20:30から21:30まで、２話を連続して放映しました。
    SBSでの放映は好評を博したのか（どうかは不明ですが）、3月に放映が終了してすぐ、翌週の毎週月曜日の21:30から22:30まで再放映が行われました。

    所で、英語のタイトルは日本放映時、アイキャッチに登場したものが殆ど手を加える事無く、そのまま使われましたが、「レイ、心の向こうに。」はそのまま "Rei 1"とする訳にもいかなかった様で、日本語を英語に置き換えた"Rei,beyond her Heart"に、 その続編、「決戦！第三新東京市」の"Rei 2"は"Showdown in Tokyo-3"に、それぞれ変えられました。

    SBSは、これ以後、日本アニメの放映を積極的に行うようになり、「エヴァ」の放映が終了した後、同年8月には「ガンスミスキャットOVA（全3話）」を土曜日20:30から行いました。

    2001年に入っても、その傾向は続き、2001年5月からは「バブルガムクライシス2040」を同じ土曜日20:30から放映しています。

    SBSの毎週土曜日20:30は、正に、
    「日本アニメ放映の為の時間枠」
    となった感じです。
    その口火を「エヴァ」は切った感があります。

    蛇足では有りますが、「エヴァ」を放映したSBSについて触れておきます。

    SBSは、首都キャンベラを始め、ビクトリア州メルボルン、南オーストラリア州アデレード、 西オーストラリア州パース等、豪州主要都市にテレビ・ラジオ局を持つ、豪州では、ABC（豪州放送委員会、日本のNHKに相当） と並ぶ全国ネットワークです。

    テレビの放映は毎日現地時間の朝5:00から始まり、翌日早朝2:00頃に放送を終了している様です。
    面白いのは、午前中の番組構成で、何と、
    「ニュースしか放送していない」
    のです。
    所が、単にニュースと言っても、それが豪州以外から配信されたニュースなのです。

    具体的には、ドイツのZDF、イタリアのRAI、スペインのRTVE、ロシアのオスタンキノテレビ、ギリシャのERTなどのニュース、そして、日本の前日21時に 放送されたNHKの「ニュース２１」も放送されています。

    「流石、移民の国、豪州！」と唸ってしまう番組構成になっており、豪州と言う国を反映した放送局がSBSなのかも知れません。

    尚、SBSのWebPageは、こちら、

    SBS HomePage
    http://www.sbs.com.au/
    (English Only)

    からどうぞ。


  • イタリアでの「エヴァ」放映事情

    2001年に入り、今度はイタリアでも「エヴァ」の放映が始まりました。
    イタリアでの放映は、日本でもお馴染みのMusic Television(MTV)のイタリア支社、MTV Italiaが放送しています。

    MTV Italiaでの放映は、毎週火曜日の21:00と毎週土曜日の14:30の２回で、火曜日放送分を土曜日に再放映している模様です。

    所で、MTV Italiaは、「エヴァ」以外にも様々な日本アニメを放送しており、「エヴァ」以外のラインナップとしては、
    「犬夜叉」、「スラムダンク」、「カーボーイ・ビーバップ」、「トライガン」、「マスター・モスキートン」、「アレクサンダー戦記」
    一寸面白いものとしては、江川達也原作マンガのアニメ化作品、
    「ゴールデンボーイ」
    なんかも放送されています。
    （因みに「ゴールデンボーイ」、ドイツのMTV Deutshlandでも放送されています。いいのかな....こんな作品放送しても....）

    「ウーン、マニアックなラインナップだ！」と日本人でも唸ってしまいます。

    尚、MTV ItaliaのWebPageは、こちら、

    MTV Italia HomePage
    http://www.mtv.it/
    (Italian Only)

    からどうぞ。
    「エヴァ」の紹介ページでは、イタリア語のCMが見れます。


  • 英語版「エヴァ」映像メディア

    英語版「エヴァ」は、ビデオとDVDを米国テキサス州ヒューストンに本社を持ち、英国にも支社を持つADVision（"DO NOW!"の予告編で有名。）が、 及び、豪州の"Madman Entertainment"が販売しています。
    ビデオは"ADVision"、"Madman Entertainment"とも「英語吹替版」と「英語字幕スーパー版」を リリースしています。
    （但し、"ADVision"の英国支社、"ADV UK"では「英語吹替版」のみリリース。）
    一方、DVDは"ADVision"、"Madman Entertainment"とも、音声に日本語と英語が入ったHybrid Versionをリリースしています。
    但し、"ADVision"がリリースしているDVDは少々異なり、何と、日本語と英語以外に、
    「フランス語とスペイン語の音声」
    が入っており、英語字幕の表示も可能です。

    考え様によっては、GAINAXがリリースしているDVDより、お買い得かも知れません。
    ただ、DVDのリージョンコードが日本のDVDプレーヤーと一致しない点が非常に残念ですが....

    尚、海外版のDVDを購入してみたい、と言う方が見えましたら（居ないかな....）、米国フロリダ州タンパに本社があるAnimeNation.comの利用をお勧めします。

    ADVision, Madman Entertainment, AnimeNation.comのWebPageは以下の通りです。

    ADVision HomePage
    http://www.advfilms.com/
    (English Only)

    Madman Entertainment HomePage
    http://www.madman.com.au/
    (English Only)

    AnimeNation.com
    http://www.animenation.com/
    (English Only)


  • 海外版「エヴァ」コミック

    「エヴァ」は貞本義行氏作のコミックも出ていますが、これも日本語以外の言語に翻訳されており、現在、英語版・ドイツ語版・スペイン語版の出版元が判明しています。

    ・英語版
    米国カリフォルニア州にあるViz Communicationsが発行しています。
    この会社は小学館出資の100%子会社で、「犬夜叉」、「めぞん一刻」、「天地無用！」等の英語版コミックも発行しています。

    ・ドイツ語版
    ドイツのCarlsen Comicsが発行しています。
    「エヴァ」以外には、「エンジェリック・レイヤー」、「ドラゴンボール」、「天地無用！」、「魔法騎士レイアース」等のドイツ語版コミックも発行しています。

    ・スペイン語版
    アルゼンチンのEditorial IVREAが発行しています。
    「エヴァ」以外には、「カードキャプターさくら」、「るろうに剣心」、「サイバーマリオネットＪ」等のスペイン語版コミックも発行しています。

    英語版ドイツ語版スペイン語版
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